FC2ブログ
Profile

kaioc

Author:kaioc
ボク柴わんこ。名前はカイちゃん。自分のことを人間だと思ってるって言われるけど、そうじゃない。世の中はみぃんなわんこだと思っているだけさっ。

library



チャイちゃん






パンダさん


しばわんちゃん


オレゴンのぱぐママ


うっとりにゃんこ


柴犬の会話


おはなはん


etc.









































スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
-

Comment

  1. -

    2012-07-17 (Tue) 19:39

    このコメントは管理者の承認待ちです

Comment Form

Comment Form
-

Trackback

Trackback URL

233

ペットロス 第三章

羽をぱたぱたすると飛べるというかんかくは、いぬにとってはしんせんだ。ぼくはごきげんで、その日はず~っと部屋のなかをぱたぱたする練習をして過ごした。かべに37回ぶつかって、床に22回落っこちたけど、部屋の中ならだいぶ自由に飛べるようになった。明日はちょっと外へ出てみよっかなー。

とちゅうでおなかもすいたんだけど、ふと下を見ると、下のボクのまわりにいっぱい、ボクがスキなお菓子とかおいてあって、それたべた。まんぷくだー。

下で眠っているボクは、パパとママがからだを拭いたり、毛並みを整えたりしてくれて、いつにもましてカッコよくなっている。でもなんだか、ボクには下のボクの毛色がうすーくなってきているように見える。はんたいに、上のボクの体がしだいに黄金色になってきている気がする。ごーるでんからー。しばいぬはこうでなくちゃ。でも半透明っぽいんだよなあ。やっぱりパパとママには見えないのかなぁ。

パパとママは黙ってゆうごはんを食べた。静かすぎてまるでお通夜みたいだった。前みたいに、膝に顔をすりつけたり、鼻をおしつけたりしたんだけど、あんまり鈍感で気づいてくれないから、もう途中から、ボクもテレビを見たりしていた。そのうち眠くなってきて、いつものようにダイニングの真ん中で眠りかけた。

そしたらそのとき、パパが尻尾を踏んだんだよー。うぎゃんって声に出したんだけど、気づいてくれない。痛かったなぁ。

どうもここはきけんだから、しょうがないから眠っているボクのベッドへ行って、そこでいっしょに寝た。真正面で見るボクはなかなか二枚目のカオしていて、ボクが愛されている理由がよくわかる気がした。


何時間か眠って、いつもみたいにふと目が覚めて、そうしたら、すぐそばでママが、いつもどおり添い寝してくれていた。でもいつもと違って、涙でカオがぐちゃぐちゃだった。こっちを向いて、カイちゃんごめんねごめんねと繰り返していた。

なんだかきまずいなー。こっちのボクは元気バリバリだから、よけいにきまずいなー。ちょっと脱出。

いままでとちがって羽が使えるというのは便利だ。最近とんとご無沙汰だった、二階のパパの書斎に行ってみよう。ぱたぱたぱた。おー、階段上りがらくちんだー。

パパの書斎のドアは、いつもどおり少し開いていた。ボクの鼻を差し込めるぶんだけ開いていた。そこから廊下に光が漏れていた。そぉーっとドアを開けて覗き込んだら、なんとパパが泣いていた。

パソコン画面をみつめているから、ぱっと見ただけじゃわからないんだけど、ほっぺを、なみだがつーっと伝って、しずくになって、ひかって落ちるのがみえた。おとこのひととおんなのひとは、泣きかたがちがうんだなあ。

なんだかボクまで悲しくなってきた。ボクもなみだが出てきたじゃないか。しくしくしく。しくしくしく。

ボクはこんどは羽がうなだれて動かないから、しょうがないから、とぼとぼと階段を降りて、眠っているボクのところへ行って、また向きあって横になって、眠った。横にならないと羽がじゃまだ。

1

Comment

  1. -

    2012-07-17 (Tue) 19:39

    このコメントは管理者の承認待ちです

Comment Form

Comment Form
0

Trackback

Trackback URL

Return to Pagetop
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。